本記事ではワイモバイルで持ち込みスマホに自分で機種変更するやり方と注意点を解説します。
最新のiPhoneも含め、ワイモバイル以外で購入したスマホへの機種変更も可能です。
ただし、4つの重大な注意点もあるので本記事をよく読んでから手続きしましょう。
自分で持ち込み機種に機種変更する
他で購入したスマホを持ち込んで機種変更する手順は以下のとおりです。
- ワイモバイルで使える端末か確認
- 現在の端末からSIMを抜く
- 本体にSIMを挿入
- APN設定
使えるスマホか確認
機種変更前に、使いたい持ち込みスマホがワイモバイルで使えるか確認しましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクなどで購入したスマホは、SIMロック解除しないと使えません。
また、SIMロック解除しても使えないスマホもあります。
ワイモバイルのバンド・周波数に対応していないと、SIMを差しても電波が弱くて使い物にならない場合があるのです。
詳細は「持ち込み機種変更の4つの注意点」の章で解説します。
端末からSIMを抜く
スマホがワイモバイルで使えることを確認したら、現在のスマホからSIMカードを抜きます。
まずは端末の電源を切り、取扱説明書などを参考にSIMカードを抜いてください。
ほとんどの場合は、SIMスロットの小さな穴にSIMピンを挿すと、SIMカードが取り出せます。
一部のスマホはSIMピン不要で、手で開くこともできます。
スマホにSIMを挿入
現在のスマホからSIMカードを抜いたら、新しいスマホにSIMカードを挿入します。
SIMを抜く場合と同様、ほとんどのスマホはSIMピンを小さな穴に挿してSIMスロットを開けます。
詳細は端末の取扱説明書などを確認してください。
APN設定
新しいスマホにSIMカードを挿入したら、APN設定(プロファイルインストール)が必要です。
APN設定とは、他社で購入したスマホをワイモバイルの回線に接続するための設定です。
作業は非常に簡単です。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、APN設定をするためにはデータ通信が必要になりますが、手持ちのスマホはまだワイモバイルのデータ通信ができませんので、Wi-Fiに接続した状態で作業をします。
Wi-Fiにつながったら、下記のサイトを参考にプロファイルをインストール、または各項目を入力します。
iPhone XR・XSまでの機種と、iPhone11以降の機種で設定手順が違うので注意してくださいね。
Androidの場合
Androidの場合、端末にSIMカードを入れて「設定」⇒「モバイルネットワーク」⇒「アクセスポイント名」をタップすると、下記のように自動でキャリアの候補が表示されます。
その中からワイモバイルを選択すればOKです。
もし上記ができない場合は「AndroidのAPN設定」を参考に設定を行ってください。
APNプロファイルのダウンロード・インストールが完了すると、機種変更は完了です。
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持ち込み機種変更の4つの注意点
ワイモバイルで持ち込み機種に自分で機種変更する際、4つの注意点があります。
- SIMロック解除が必要
- 使えないスマホがある
- SIMカードのサイズ・種類
- 使えないサービスがある
SIMロック解除が必要
他で購入したスマホをワイモバイルに持ち込んで機種変更する場合、SIMロック解除が必要な場合があります。
ドコモ・au・ソフトバンクなどで販売されるスマホは、他のキャリア回線で使えないように「SIMロック」という状態になっています。
他のキャリア回線で使うためには、購入した会社でこのロックを解除してもらう必要があります。
これを「SIMロック解除」といいます。
SIMロック解除が必要な場合
SIMロック解除が必要な場合は、以下のとおりです。
端末購入元 | SIMロック解除 要否 |
---|---|
格安SIM 家電量販店 Amazon アップルストアなど | 不要 |
ドコモ | 必要 |
au | |
ソフトバンク |
ドコモ・au・ソフトバンクで購入したスマホを持ち込んで機種変更する場合、SIMロック解除が必要です。
特にソフトバンクとワイモバイルはグループ会社なので、端末をそのまま使用できると勘違いされる場合が多いです。
しかし、ドコモ・auだけでなくソフトバンクで購入した端末をワイモバイルで使用する場合もSIMロック解除が必要ですので注意してください。
なお、格安SIMで販売されるスマホはほとんどSIMフリーですが、UQモバイル・LINEモバイル・BIGLOBEモバイルで販売されたiPhoneはSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除の手順
ドコモ・au・ソフトバンクでスマホのSIMロックを解除する方法は大きく2つあります。
ドコモ・au・ソフトバンクの各ショップ店舗で手続きする方法と、マイページからオンラインで手続きする方法です。
店舗で手続きすると3,000円の手数料がかかりますので、できるだけマイページで手続きしましょう。
「My docomo」「My au」「My Softbank」なら無料で解除できます。
店舗 | WEB (マイページ) | |
---|---|---|
費用 (税抜) | 3,000円 | 無料 |
また、au・ソフトバンクを解約した後にSIMロック解除する場合は、店舗のみの手続きとなり有料になります。
出来る限りドコモ・au・ソフトバンクの契約中に解除しましょう。
スマホが使えるか確認
続いて、スマホが使えるか確認しましょう。
一部のスマホはワイモバイルのバンド・周波数に対応していないため、SIMロック解除しても使えない場合があります。
使えるiPhone
iPhoneは一部の古い機種を除き、ワイモバイルのバンド・周波数に対応しています。
- SIMフリー版:iPhone5S以降
- キャリア版:iPhone6S以降
ドコモ・au・ソフトバンクで購入したiPhoneもSIMロック解除すればワイモバイルで使えます。
端末購入元 | iPhone |
---|---|
SIMフリー | ◎ (5S以降) |
ワイモバイル | ◎ (全機種) |
ドコモ | ○ (6S・SE以降) |
au | |
ソフトバンク | |
UQモバイル | |
LINEモバイル | |
BIGLOBEモバイル |
◎:SIMロック解除不要で使える
○:SIMロック解除後に使える
アップルストアで購入したSIMフリーのiPhoneは5S以降の機種なら使えます。
ドコモ・au・ソフトバンクで購入したiPhoneもiPhone6S・iPhone SE以降の機種はSIMロックを解除すれば使えます。
ただし、キャリア版のiPhone5SやiPhone6はSIMロック解除不可のため対象外です。
使えるAndroid
iPhoneだけでなく、「Galaxy」「Xperia」「AQUOS」やHUAWEI・OPPOなどのAndroidスマホにも機種変更可能です。
ただし、ドコモ・au・ソフトバンクで購入したAndroidスマホはSIMロック解除が必要です。
また、ドコモ・auで購入したAndroidスマホはワイモバイルのバンドに対応していないため、ワイモバイルで使えない場合もあります。
ソフトバンクのAndroid
<ソフトバンクAndroid>
発売時期 | Android |
---|---|
~2015年 5月 | × |
~2018年 5月 | ○※ |
2018年 5月~ | ○ |
○:SIMロック解除後に使える
×:使えない
ソフトバンクのAndroidは、2015年5月以降に発売された機種ならSIMロック解除後に使えます。
2015年5月以前のスマホはSIMロック解除不可のため、ワイモバイルでは使えません。
また、2018年5月以前に発売されたAndroidスマホは、ワイモバイルのSIMを挿してもテザリングができません。
ドコモ・auのAndroid
ドコモ・auのアンドロイドスマホは少々複雑です。
使えるのは2015年5月以降に発売されたスマホをSIMロック解除したもので、かつワイモバイルのバンドに対応していなければなりません。
<ドコモ・auのAndroid>
発売時期 | Android |
---|---|
~2015年 5月 | × |
2015年 5月~ | △ |
△:一部使えないスマホあり
×:使えない
下記の対応バンド表で、ワイモバイルのバンド(LTE:1・3・8、3G:1・8)に対応している機種はSIMロック解除後に使えます。
表を見ればわかりますが、AndroidはSIMロック解除しても使えない場合がほとんどです。
比較的最近発売されたAQUOSシリーズや、ドコモのPixel 3やPixel 3a、HUAWEIの一部機種をのぞけばほとんど使えません。
全てに対応していなくても使えないことはないですが、おすすめしません。
ドコモのAndroidはOCNモバイルONEかmineoのDプランで、auのAndroidはUQモバイルかBIGLOBEモバイル(タイプA)で使いましょう。
両社は比較的通信速度が速いのでおすすめのキャリアです。
SIMのサイズ・種類に注意
他社で購入した端末に機種変更する場合、SIMカードのサイズと種類にも注意が必要です。
スマホ端末によって使えるSIMカードが異なります。
多くのスマホはnanoサイズ
最近のスマホに使えるSIMカードのサイズはほとんどがnanoです。
よって、今使っているSIMカードがmicroサイズで、持ち込みスマホのSIMサイズがnanoの場合、そのままでは使えません。
ワイモバイル店舗でSIMサイズの変更が必要です。
ただし、あまりないとは思いますが、現在nanoサイズのSIMを持っていてmicroサイズの機種に使いたい場合は、SIMカードのサイズを大きくするアダプタケースを販売しています。
このアダプタを使えばSIMを交換することなく機種変更できます。
現在の機種はほとんどnanoなので現在nanoサイズの方はmicroに交換せずにアダプタで対応するのがおすすめです。
Ymobile版iPhoneから機種変更する場合
ワイモバイルでiPhone7・iPhone6S・iPhone SEとSIMをセットで契約していた方が、他で購入したiPhone・Androidに自分で機種変更する場合は、SIMカードの変更が必要です。
通常、ワイモバイルでSIMカードを契約すると「n111」または「n101」というSIMカードが発行されます。
しかし、ワイモバイルで購入したiPhoneに挿入されているSIMは、「n141」というワイモバイル版iPhone専用のSIMカードです。
▼SIMカードに番号が記載▼
そのため、n141は他で購入したスマホに挿しても使えません。
使えるのはワイモバイルのiPhoneのみです。
ワイモバイルでiPhone SE・iPhone6S・iPhone7を購入した方が他で購入したスマホに機種変更する際は、SIMカードの交換が必要です。
ワイモバイルの店舗で「n101」に交換してもらってください。
その際、手数料として3,000円+税がかかります。
厳密にいうと特殊なAPNを入力すると使えますが、保証対象外ですので素直にSIMを交換したほうが良いでしょう。
どうしても知りたい方は「こちらの記事」に記載されている非公式APNを入力すれば使えるようです。
一部使えないサービスあり
ワイモバイルのSIMを他社の端末に挿して使う場合、一部サービスが使えない場合があります。
例えば、端末保証オプションの一種である「故障安心パックプラス」には加入できません。
また、「ソフトバンクWi-Fiスポット」はワイモバイルで購入した端末なら無料で使えますが、他社端末では使用できません。(実際は使える場合もありますが)
特にソフトバンクWi-Fiスポットが使えないのは大きな痛手ですので、注意が必要です。
持ち込み端末に自分で機種変更しよう
以上、ワイモバイルで持ち込み端末に自分で機種変更する手順の解説でした。
ワイモバイル契約者はワイモバイルで販売する端末以外にも、持ち込んだ端末への機種変更も可能です。
ただし、対応バンドによっては使えない場合もありますので注意してください。
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